吹コン都大会鑑賞記(1)

第58回東京都吹奏楽コンクール(都大会)を観に行きました!

本日は職場・一般の部と中学校の部を鑑賞。都大会というだけあり、どの団体も非常にハイレベルな演奏を繰り広げていました。全国に出場される団体の皆様、おめでとうございます。

本日の日記はコンクールで印象に残った団体の感想を書いていきたいと思います。

 

【職場・一般の部】

2.創価グロリア吹奏楽団(金代表)

ずっと憧れていたバンドの一つ。余裕を感じる演奏でした。自由曲の「ローマの祭」のクライマックスが12分を通して最大の盛り上がりになるように全体を通して計算されており、音量バランスもしっかりと整理され、まさに”大人の”演奏。ハーモニーもほとんどの部分でぴったりとハマっていました。

 

6.おそきウインドアンサンブル青樹(銀)

(大変申し訳ないことに)今回のコンクールではじめて知った団体です。自由曲の「GR」がたいへん自分好みの演奏でした。フレーズの作り方が、心地よかったと感じます。サウンドが良くても、ただ音が並んでいるだけの団体もある中で、フレージングの素敵な演奏に出会えたことは本当に嬉しさでいっぱいです。曲想の転換もスムーズで、曲の世界観にぐっと引き込まれました。緩急のつけ方がとても参考になりました。

 

7.早稲田吹奏楽団(銀)

高校の同期が出演していました。個々の技量は決して低くないのにどこかまとまりに欠ける要因は最後まで分からず。課題曲Ⅴの後半は若くアグレッシブな演奏だったなと思います。自由曲「バラッド」はスピードの緩急を大げさにつけた印象。細かい音も吹きこなしていましたが、フレーズは流れ気味だったかな。よくも悪くも「若い」演奏でした。

 

10.デアクライス・ブラスオルケスタ―(金)

佐川先生のバンドを生で聴くのはなんだかんだ初。よくも悪くも佐川先生のバンドだなという演奏でした。マーチも天野作品も、CD等で繰り返し聴いてきた佐川バンドお決まりのパターンだったとはいえ、生で聴くとやはり迫力があります。歌いこみ方など参考になることがたくさんありました。個人的には最も好きだった演奏。

 

★総評

・(上位団体も含めて)課題曲の余韻を無視した演奏が多かったです。音楽の流れを無視したカットもかなり気になりました。時間の制約があるのだから仕方ないと言われても、それが音楽を壊していい理由にはならないのでは?

・課題曲Ⅴは何をやりたいのか分からない団体ばかりでした。もう少し工夫のある演奏が聴きたかったかも。

 

【中学校の部】

2.玉川学園中学部(金)

個人的に一番好きだった演奏です。課題曲Ⅱはまとめにくいのか苦戦していた印象でした。自由曲の「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は熱い選曲。特にクラリネットのソロ上手い。ただ、全体的に発音におけるミスが目立っていたようにも思います。

 

3.小平市立小平第六中学校(銅)

サウンド感などを考えれば納得の銅賞です。少人数のため頑張りすぎたのか、力んだり発音ミスが多かったのはもったいなかった…しかし、指揮者に引っ張られて演奏する団体が多い中で、個人個人が一生懸命に音楽をしようとする姿は素敵でした。結果を見ただけではわからない良さを持った演奏だったと思います。

 

8.羽村市立羽村第一中学校(金代)

圧巻の「ルイブル」でした。コラールは小節の区切りでぷつっと切れることがありもったいないなと思いました。指揮は非常にシンプルですが、表現したいことが見えてくる演奏でした。どれだけの練習をしたらここまで吹きこなせるのでしょうか…

 

9.小平市立小平第三中学校(金代)

羽村一中に比べて、落ち着いた課題曲・自由曲だったからか印象は薄めでした。安定して”巧い”なという演奏です。課題曲Ⅲは全体的に見るとワルツの音楽の流れをしっかり守っていましたが、細かい音になったり、テンポが落ちたところは要修正だなという印象です。自由曲も含め、もう少し要所でのインパクトが求められるでしょう。「あー上手かったよ」という感想しか出てこないのは残念です。

 

★総評

・しっかりと楽器を鳴らそうという団体が多かったのですが、(特に金管セクションで)主旋律を作る1stの音が2nd以下の音にかき消されてしまうことが気になりました。何を一番聴かせるべきなのかをしっかりと考えた演奏が増えるといいなと。

・強奏になるとすぐパワー全開の団体が多かったですが、(適度な緊張感を保ちつつも)少しはホッとさせてほしい演奏がいくつもありました。例えば、f(フォルテ)とff(フォルティシモ)の差を考えてみるとか、同じffでも差をつけるとか、ダイナミクスの工夫があるといいのかも?

 

偉そうに書かせて頂きましたが、どの演奏も本当に素敵な演奏でした。余裕があれば全団体メモが残っているので追記していきます。

さて、次回は大学の部と高等学校の部を書いていきます。